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「前立腺肥大症」

前立腺が徐々に肥大してくる病気を前立腺肥大症といいます。
犬も高齢化が進み前立腺肥大症になるケースが増えています。

初期症状としては前立腺が肥大し直腸を圧迫する事で起こる、
排便障害で、いわゆる便秘症です。
便秘が進行すると排便のたびにいきんで苦しみ、排便姿勢を
繰り返すものの粘液便だけが出て終わってしまいます。

人間と違い、犬の場合は初期段階での排尿障害は現れません。
そのため、飼い主が初期の段階で前立腺が肥大していることに
気付くことはなく、ほとんどの場合が犬の初期症状である、
排便障害により気が付くようです。

犬の場合は前立腺肥大が進行し尿道を圧迫するようになると
排尿障害が起きます。この排尿障害が起きるころには、
前立腺肥大は既に重症と考えるべきだと思います。
そのまま放っておくと尿毒症にまで進む危険性があるので
要注意です。

前立腺肥大症を予防するには5歳ぐらいまでに去勢手術を
しておくが最良です。