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「歯周病」

現代では歯周病になる犬が急激に増えています。
その理由は食事の管理に影響されています。
野生の犬はウサギや鳥などを捕獲し、肉のみならず骨まで
歯で噛み砕き食べていました。
この習慣が犬を歯周病から守っていたのです。
現代、ペットとして飼われている犬にはない習慣です。

今では3歳以上の犬のおよそ6割に歯垢の付着が見られ、
4割が歯肉炎を起こしていると言われています。
犬の歯の根元の部分が黄色く変色してはいませんか？
黄色く変色しているのは歯垢が付き始めているということ。
この状態を放っておくと、やがて茶褐色に変わり歯垢の層が
厚くなり、さらに歯石に変わり歯の根元全体を覆います。
そうなってしまったら歯ブラシなどで磨いても取り除くことは
不可能な段階にきています。
さらに放置すると歯肉炎が起き歯周病になり、最終的には
歯が抜け落ちてしまいます。

歯の障害が他の病気を引き起こす原因になることもあるので
歯の異常を発見したら、歯の治療とともに全身の健康診断を
受けさせることをお薦めします。